2020/02/25

CALICO TEXTILE AND WARDROBEから "make textiles" のこと

2020.2.25

今日はmaku textilesの服を
ご紹介していきたいと思います。
インドのコルカタで
二人の男性が営むmaku textiles。

CALICOとはお互い共鳴し合いながら
切磋琢磨する
パートナーのようなブランドです。

彼らの仕事は
藍染やカディコットンの地色を
活かし布づくりから、縫製まで
一貫して行っていることが基礎としてあります。

年を重ねるごとに
表現が深くなっていくのを感じる
maku textiles

その細部にまでわたる
気持ちのこもった一枚の服は
触れているだけでも高揚感があり
特別なものだと感じます。




POOULI 

こちらのドレスは Poouli(スズメ目の一種) 
という名がついています。

縦縞の透かし織りコットン生地で仕立てた
ゆったりとしたシルエットの
チュニックドレス。

濃淡のある墨色は鉄媒染で染められたもの。
ウエストより上の身頃は裏地が付いていて
裏地の縞模様が透かし織の縞から透けて見え、
立体的な表情

ややハイウエストで、
後ろには切替部にアクセントとなる
別生地が縫い込まれています。

たっぷりと寄せられた
細かなギャザーが魅力的です。



KMODO 

たっぷりとギャザーの入ったスカート部分が
目を引くロングドレス。

鉄媒染で染められた墨色の生地はクレープ織り。
金属糸を使用したジャムダニ織
所々にちりばめてあって
シンプルでありながら
さりげない華やぎのある
一枚です。




PIKA

こちらは Pika(ナキウサギの一種) 
という名がついたドレス。

前と後にピンタックが施された、
ゆるやかなAラインのシルエット。

程よい厚みの生地は、
手紡ぎのエリシルク糸と手紡ぎのコットン糸で
手織りされたものです。

袖口と背中のブルーのラインが
効いています。




RW NAHAL


Pikaと同素材ですが
胸もとからのフレアーラインで
ゆったりとしたシルエット。

首元のメタルボタン、袖口のライン、
スカート裾裏など
随所に遊び心のあるディティールが光ります。

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makuとCALICOは共に
「インドの手仕事布の世界をつくる活動である」
とする設立思想を掲げ、
設立のタイミングやベンガルの農村という
生地の生産背景までが同じという、
不思議なご縁によって繋がっています。

「インドの伝統的な織りや縫い、染めの技法を磨くことによって、
インドの手仕事布の伝統と職人さんの暮らしを持続させていきたい。
makuはただ服を作りを売ることでなく、
その営みによって美しき世界を広げる」

その営みの中に
気持ちの深さがあるからこそ
物が持つ世界観に力強さが
宿っています。

細部にまで気持ちのこもった
一枚一枚を
じっくりとご覧いただけたら
嬉しいです。



CALICO TEXTILE AND WARDROBE
3月9日(月)まで