2020.3.5
会期も終盤になってきました。
今日はmaku textilesの
細部に寄って
ご紹介していきたいと思います。
手紬手織り布であるカディコットンを使い
藍染、ピンタック、ジャムダニ(縫い取り織)と
インドの手仕事を惜しみなく使って
手縫いで手間暇かけて作られる
シンプルなmakuの服。
インドというと
どこか色やデザインの強いものを想像しますが
藍や地色素材に集中した
シンプルな発想や引き算的なデザインは
私達、日本の暮らしにも
自然に溶け込み、その細かなディテールには
目を奪われます。
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インディゴ染めの
シンプルなワンピース。
前後の細かなピンタックと
袖口や裾の手縫いステッチが効いています。
ポケットの裏地に
さりげなくジャムダニ織
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鉄媒染で染められた墨色の生地に
所々散りばめられた
ジャムダニ織。
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すとんと直線的なラインの
袖口のステッチ
衿ぐりやポケットの布使いに
さりげない遊び心を感じます。
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DMにも登場した
こちらのワンピース
素朴な風合いのコットンシルクは
目で見ても感じ取れるような
フワッとした質感。
無垢な自然そのままの色。
オリジナルの真鍮ボタンや
首元の刺繍文字
裾の裏地にも
さりげなくジャムダニ織の生地が
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時間と手間暇かけて作られる
贅沢で特別な一枚は
ゆったりとした時間の流れを感じるような
豊かなもの。
makuの服は基本的に
展示会が中心のご紹介です。
細かな部分まで
じっくりとご覧ください。